お教室には、保育士さんや幼稚園教諭を目指す学校に通っている大学生も結構います。

そのほとんどが高校生くらいになって、進路について考え始めた時に、初めてピアノを習うというパターンです。

大学在学中は、学校でのレッスンと教室でのレッスンの両方、二人の先生についてなんとか単位を取って卒業しますが、実は本当に大変なのはここから。

就職してからは先生がいないのに、弾いたこのない曲や、聴いたこともない曲、時には楽譜すら存在しない曲を、お誕生会や表現会に弾かなくてはならなくなり、困り果てて教室に出戻ってくる子が何人かいます。

園でのピアノ、たいてい若手の新人に押し付けられるんですよねぇ。

学生時代は教科書に載っている定番曲を、2年ほどかけて30曲くらいやる学校がほとんどですが、現場ではそんなもので足りるわけもなく。

ましてや世の中は動いていますから、教科書には載っていなかった新しい曲もどんどん出てきます。

子ども向けのヒットソングも何年かに1回大当たりが出て、そういう曲は幼稚園や保育園でも歌います。

これまでも、だんご三兄弟、サカナサカナ、ポニョ、妖怪ウォッチ最近ならパプリカでしょうか。

ドラえもんの曲だって、私の子どもの頃とは違う歌ですしね。

でもそんな曲、教科書には載っていませんから。当然自力じゃ弾けませんから。

そこで保育士さんたちが、お仕事の後にヘトヘトなのに頑張ってピアノに通ってきます。 

そんな頑張っている保育士さんたちに私がするレッスン。

ピアノを上手にすることよりも大事にしていること。

それはいかに簡単に、でもかっこよく聴こえて、子どもたちが歌いやすい、そんなアレンジをして、すぐに弾けるようにする!

これが一番です!!

保育士さんたち忙しいんです。体力勝負の仕事で、毎日クタクタなんです。

たくさん練習なんて出来ません!

妹が保育士なので、その気持ちよくわかります。

だからこそ、楽して、すぐに、カッコ良く、でも子どもたちは大満足♪そんなピアノを目指します。

保育士を目指している学生さん、現役の保育士さん幼稚園の先生、ピアノに困っていたら、ぜひご相談ください。

相談だけでもお気軽にどうぞ。

最後に保育園あるあるをひとつ。

どこの園にもなぜか存在する、謎の一曲というのがあるんです。

おそらくはもう退職された先輩先生だったり、先代の園長先生だったりが作詞作曲されたオリジナルソング。

そのほとんどがきちんとした楽譜がなく、先輩たちから伝承されているものです。

そしてその過程でなぜか、前奏か省略されたのか中途半端な7小節だったり、途中の1小節だけが急に5拍だったり、メロディーに明らかに合わないコードがついていたり

そんな1曲が、どこの園にも必ずあるんです。

そしてそれを代々、不思議な曲のまま歌い継いでいるんです。

謎だなぜそうなった???と、そんな面白ソングに出会うたび、いつかルーツを探れないかなぁ。と、歴史好きの血が騒いでいます。笑

 

金沢市でピアノ教室をお探しの方はぜひ一度、当教室の無料体験レッスンにお越しください。

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